2010年05月15日

クーラーガスもれ修理

シーイーエス富士電気です。
http://fujiden.web.fc2.com/

風はまだ肌寒いですが、暖かくなってきました。
本日もカーエアコンの修理です!

「エアコンが入らない」との事でワゴンR(MC12S)が入庫されました。

まずエアコン用のゲージを接続しますと
…圧力が0Pa(パスカル)です。全然入っていません。

エアコン修理3.JPG

クーラーガス(冷媒)は通常、補充する必要が無いものなので
「少ない状態=ガスもれしている」という事になります。


エアを注入し、圧力をかけてみると「シュー」という音が。
音の出ている所を探してみると…

ホーン移設前.JPG

このあたりから。

後から取り付けたホーン(クラクション)が干渉し
エアコン用の高圧ホースに穴が開いてしまったようです。
ホーンをステーごと取り外してみますと…

高圧ホース穴あき.JPG


アップ。

高圧ホース拡大.JPG

こうなるとホースを交換するしかありません。

ホース類の在庫は基本的には無いので発注させて頂きまして
後日(つまり本日)、新品のホースと交換いたしました。
(ついでにエキマニ部分のアース線が切れていたので手直しを…)

ホース交換後.JPG

もちろん、このままですと同じ事が起こってしまうのでホーンも移設。
ここでしたら他の部品に干渉する事はありません。

ホーン移設後.JPG

空気も完全に入ってしまっていたので、同時にレシーバータンクも交換。
(レシーバーの中には乾燥剤が入っています)

コンデンサ(冷媒凝縮用の熱交換器)を外したついでにボロボロに
なっていたパッキンも貼り替えさせて頂きました。

コンデンサパッキン貼付.JPG

また、エアコン用のエアフィルターも交換された様子が無かったので
(フィルターが詰まったままですと、折角エアコン修理しても効果が
半減してしまいます…)交換させて頂きました。



このように主原因は「ホースの穴あき」ですが
不具合が再発しないように・別の不具合が出ないように・
よりエアコンが快適に使えるように・と
電装品屋さんでは総合的に診断、修理しております。
もちろん費用との兼ね合いもございますので、お客様に無断で
お金がかかる作業を追加する事を弊社は致しません。ご安心下さい。

また、ホーンの交換なども車両の部品に悪影響を与えないような
お取付を致しますので、あわせてご相談下さい。
(DIYでの社外のホーン取付が原因のエアコンガスもれ、多いです…)
posted by CES富士電気 at 18:07| ☁| Comment(0) | カーエアコン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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